コンピュータ関連の話題
Last updated date : 2005/12/06
ハイデフってなんだ?
"ハイデフ"ってなんだ?
最近、マイクロソフト社のXbox 360のCMでやたらと耳にする「ハイデフ」。
何のことなのかさっぱりわからない身としてはイライラばかりが募ることと思う。
勿論、そういう「何だろう?」と思わせるのも宣伝効果として狙っているのだろうが、DoCoMoのプッシュトークに匹敵するうざさである。
ハイデフとは何か。
High-Definition の略である。
最もよく耳にするものではHDTVが挙げられるだろう。HDTVは High-Definition TeleVision の略で、ものすごく簡単に言えば高精細なテレビ放送である。走査線の数も従来の525本から倍近い1125本や1250本としている。BSデジタル放送なんかも含まれるらしい。
さて、話を戻して。「High」は「高い、高度の」という意味で間違いないだろう。その上で「Definition」は馴染みの深い「定義」ではおかしい気がする。ここでは「鮮明度、精細度」として取った方が良いだろう。つまり、「とっても高精細なもの」となる。
多くの人が感じていた「ハイデフかぁ……。よくわかんないけどなんか凄いんだろうなぁ……」というイメージもあながち間違いではないということになる。
一応補足しておくと、マイクロソフトの言う「ハイデフ」とは「ハイビジョン」「オンライン」「カスタマイズ」の三点から成り立つらしい。
「ハイビジョン」はもう良いとして、「オンライン」はハードウェアが常にネットワークに繋がっている環境のこと。「カスタマイズ」は利用者とハードウェアの間のインタフェースや、ハードウェア自体のカスタマイズを可能とするもの、という事らしい。ちなみに次点で、「サウンド関連」も含むそうだ。
ちなみに青色レーザーを利用した「HD DVD」のHDもHigh-Definitionだ。従来の赤色レーザー(650nm)よりも波長が245nm(ナノメートル)短い青色レーザー(405nm)を使うことで、ディスクの大容量化をはかっている。DVD フォーラムが策定。東芝やNEC推奨。
対抗規格に「BD(Blu-ray Disc )」がある。こちらはブルーレイディスクファウンダーズによるもので、メディアの覇権争いで勝ったためしの無いSonyなどが参加している。HPもこちらの陣営なのだが、どちらを応援するかは誰もが決めかねている。
ちなみに「ディスク」の英語表記を「Disk」とするか「Disc」とするか。多くの場合、磁気の類では「Disk」、光学メディアでは「Disc」としているようだ。しかしどうでもいい。