コンピュータ関連の話題
Last updated date : 2005/12/13
詰替えインクを使ってみた
詰替えインクを使ってみた
先々週、愛用しているHPのプリンタ「hp psc 1350」のインクが切れた。
月報の提出を翌日に控えていたので大いに焦ったのはまぁ別の話として、いい機会なので以前から気になっていた「詰替えインク」に挑戦してみることにした。
詰替えインクの特徴は大きく分けて3つ。
・安価(純正品定価の1/6程度)
・インクの発色は純正品とは異なる
・環境に優しい(?)
値段と興味に釣られる形で、自分の機種(hp psc 1350)にあった詰替えインクを探す。結局、マイクも買ったサンワサプライ株式会社の詰替えインクを買うことにした。
純正インクの品番は 黒:hp c6656a[56] カラー:hp c6657a[57] で、詰め替えインクの品番が 黒:INK-HP2BK30S カラー:INK-HP2K15S だ。
在庫あると思って頼んだamazonで到着までに10日ほど待ったのもいいとして、早速作業に取り掛かる。ウェブで見た限りではそれほど難しい操作は無いようだ。
まず、前準備としてA5のビニール袋を裂き、その上にコピー用紙(A4)を敷く。
これで机が汚れなくて済むだろう。
内容物の確認。インクボトル(30 ml)、ホルダー、シール(3枚)、ビニール手袋2枚(1組)、穴あけピン、注入器、注入口ガイドシール、説明書(写真に入れ忘れた)。
プリンタから外してきたカートリッジをホルダーに取り付ける。絵はあるが、やはり最初は向きを迷う。絵が無くても常識的に考えれば向きはわかるのだが、絵を理解しようとしたら変な向きに入れようとしたりした。
続けてピンをぶっ刺し、穴を開ける。
インクボトルの蓋を開け、口が下を向かないようにしてカートリッジに開けた穴に突っ込む。口を下に向けるとこぼれたりなんかするので注意が必要だ。
液がッ! あふれるまでッ! 注ぐのをやめないッ!
(注:液があふれる手前で止めるのがベストらしい)
ということで、ボトルの口を下に向け、カートリッジに液を注入していく。ボトルを握ってもあまり入る感じがしないが、少し浮かせて握ったあと手を放すと、グキュギクイ……、というインクを飲み干す音が聞こえる筈だ。メモリがあるので、それで10メモリほどいれた(たぶん10 mlになるんだろう)。
調子に乗ってあまり一気に入れようとすると、まだ入る余裕があるのに液があふれてくるので注意しよう。
ホルダー下部に注射器を刺して、インクが出てくるまで吸う。少し出てきたら、そこで注射器の引っ張るところ(何て言うんだろ)をキープしたままホルダーから引き抜く。
この操作によって、インクが出てくるのを助けるそうだ。間にある空気がどうとかこうとか。まぁ、馬鹿みたいに言われたことをやっておけばいいんだろう。
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……抜きすぎた。
10mlほど入れて2ml出してどうすんだよ……。
数字だけ見れば大したこと無さそうだけど、十数mlで一年くらいインク変えずに使ってきたんだから、単純に考えて2ヶ月前後寿命が減った計算か。やれやれ……。
まぁ、恨むなら自分の不器用を恨むことにして。
で、表面にインク注入用にあけた穴にシールを張って、インクの汚れをふき取って完成。ただ、シールの質は悪い。一緒に裏の紙まで剥がれるし。
作業時間も含めてこんなもんだろう。
さっそく装着してきちんと印刷できるか確かめる。
おー、出来る出来る……。出だしだから多少インクのかすれやなんかはあるが、まぁ印字できていれば(おい
カラーも詰め替えしたんだが、違いといえば、穴を三箇所開けてそれぞれシアン、マゼンダ、イエローの三色を注入した、というくらいなので省略。
インクの質が気になったら後日追加するということで、今回はここまで。
これを印刷したのを見てみたい、アップして欲しい、というのでもあればBBSに書き込みを。
私くらいの不器用さんでもそんなに苦労せずにできるし、安いし、環境に優しいがメーカーに優しくない。詰替えインクを使うかどうかは個人の判断ってことで。
ところで、「詰替えインク」「詰め替えインク」「つめかえインク」。どれが正しいのだろうか。
たしかエンベデッドシステムの時は、「くみこみシステム」と後に何か続けて1単語にするときは「組込みシステム」。単に「くみこみ」と言う場合には「組み込み」という表記を使っていた気がする。
この事から、「つめかえインク」に関しても「詰替えインク」という表記にしているが、実際のところを知っている人がいたら報告をくれるとありがたい。
2005年12月13日購入 黒:INK-HP2BK30S 680円 カラー:INK-HP2K15S 1210円 代引き手数料 260円 計:2,150円