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Last updated date : 2005/12/16
ソフトウェア開発技術者試験
ソフトウェア開発技術者試験
まぁ、なんかやってなきゃ腐っていくばかりなのでソフトウェア開発技術者試験でも受けようと思い、7月末に申し込みをしていた。
しかし、就職が決まってからは脳みそが腐っていく一方。夏休みも加わって、すっかり「勉強の出来ない子」になっていた。
「勉強が出来ない」のである。やる気がおきない。
9月に入って、買ったテキストを1/4も読み終わっていない。毎回、試験には一冊しか参考書を買わないので、勉強が全体の1/4しか終わっていないということである。
更に言うならば、テキストの最初の方なんて、たかが知れた程度のことしか書かれていない。初級シスアドでも基本情報でも聞かれたような内容ばかりだ。
つまり、9月に入った時点で、ソフトウェア開発技術者試験に向けた勉強は、ほぼ完全にしていなかった。
「さて、ここから追い上げなければ」となるわけだが、更新履歴を見て欲しい。
9月30日まで更新している。(※ 試験は10月16日)
そう。本当に何もする気が起きなかったのだ。
「就職する」という目標を(まだ内定ではあるが)果たした今、新しい目標が無い。
「資格試験を頑張ろう」
そんな気にはならない。資格だって、8割方就職のために取っていたのだから。
結局、最後の2週間くらいはそれでも頑張った(と思う)。今までの試験前に比べたら頑張ったとは言えない程度かも知れないが。
試験当日。
試験会場はすごい近所。母に自宅から車で送ってもらう(10分ほど)。
周りはおっさんだらけ。なかにはお姉さんもいたが、もしや自分が最年少か?(そんなことは無いと思うが)と思うような景色。
試験は三部構成。午前(マークシート)。午後T(記述)、午後U(記述)。
午前が始まった時点で気付いた。
勉強不足だ。
問1からわからないのである。基本情報技術者でも出る程度の問題だと思うが、出鼻をくじかれる。
午前が終わって考える。
「……帰ろうかな」
必死にこらえて思い直す。
「いやいやいや、どうせ記念受験なんだ(そうなの?)。どんな感じで出るのか問題の感触を確かめなきゃ損だ。5500円も払ってるんだぞ?」
お昼に母が持たせてくれたお弁当を取り出して食べる。一瞬箸が無いかと焦ったが、お弁当箱の中に収納されていた。
周りのおっさんとかお姉さんとかは、コンビニのパンとかおにぎりとかを食べている。
自分が場違いなのはわかるが、何故か感じる優越感。……いかん、末期だ。
弁当を食べ終えると同じ日に宅検を受けていた友人から電話が。
試験前にがんばれ〜とメールを入れておいたのだが、「試験が終わった後に見たよ〜」とのことだ。まぁ気持ちの問題だから。
そのまま午後の試験が始まる直前まで電話(電話の好きな友人なのだ)。
午後T、午後UとSQLに関する出題が非常に多い。
「読めるだろ」と簡単に考えていたが、読めないわ、書けないわ。
どのくらいかと言うと、行の挿入用のINSERT文の書き方さえ覚えていなかった。
INSERT INTO 表名 VALUES ( xxx, yyy, zzz ) のように使うのだが、INTOのIの字も出てこなかった。
SQLの問題はこの時点で全滅と思われる。
そして試験結果の発表が、12月の15日正午(研究室の先輩に聞いて初めて知った。試験以降、試験について思い出す事はほぼ完全に無かった)。
「まぁ、何点とれたかくらいは確認しとくか。500ぐらい行ってりゃいいなぁ〜」と、情報処理推進機構のサイトに行き確認する。
※ 合格は600点以上(800点満点)
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……う、受かってる? なんで?
謙遜でもなんでもなく、落ちたと思っていた。だってSQL全滅で午後の出題はSQLを書かせる問題がかなりの量あったのだから。これSQL全部書ける人は時間足りなくて終わらなくねぇ? ってくらいあった。
IDとパスナンバーを入れて照会のボタンを押すときにも少しの緊張も無かった。
間違いじゃないかと思うほどだ。せっかくだから間違いじゃないといいなぁ……。
ちなみに点数の分布はこちら。
なんか自慢話になっってしまったが、問題なのはここではない。
10月14日水曜日に研究室の先輩から合格発表日を教えてもらったわけだが、そのときの会話の内容が以下。
先輩「あしたソフ開だね」
小杉「……え?」
先輩「いや、ソフ開」
小杉「……え?」
先輩「いや、ソフ開」
小杉「あ、あぁ……」
小杉「(小声で隣の研究仲間に)なんて?」
仲間「ソフ開だって」
先輩「ソフトウェア開発。合格発表」
小杉「あ、あぁ〜。そうなんですか?」
先輩「知らないの?」
小杉「はぁ……まぁ、絶対落ちてるんで……。今までぜんぜん忘れてましたし」
先輩「うわ〜。またまた〜。それで俺より良かったらぶっ飛ばすよ?」
小杉「ないですって。本気でSQL一個もかけなかったんですよ?」
先輩「も〜。受かってたらそのノートぶん殴るよ?」 ←そのノート:卒研に使っている学校のPC
小杉「いいですよ。ぜんぜん。」
先輩「(ちょっと引き気味)あ、あぁ。そうなんだ」
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……まずい。
ノートPCぶん殴られる。
デ、データはUSBメモリに持ち歩いてるし、最悪大丈夫っちゃあ大丈夫だが……
ということで、ひた隠しにすることにしました。
敵を騙すにはまず味方から。
……研究室の仲間にも言わないことにしよう。
ともあれ、おめでとさん。私。